「我慢しろ・耐えろ・忘れろ」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権してしばらくテニスから離れる事を発表しました。

彼女はテニスの記者会見の質問内容が時に選手達のメンタルヘルスを考えていないと訴えて、全仏オープン初戦後の記者会見を拒否して罰金を受けていました。

これに対してネットではプロ選手は記者会見も仕事なんだから我慢しろとか耐えろといった意見が見受けられました。

この「我慢しろ・耐えろ」を英語で言うと


「我慢しろ・耐えろ」“walk it off”(ウォーク・イットゥ・オフ)

注:アメリカは“walk”を「ーク」や“off”を「フ」と発音したりする人が多い(もちろん上記の発音でもアメリカで通じる)


例:

“You fell and your knee is bleeding? Walk it off.”

「転んで膝から血が出てるって?我慢しろ。」


“walk”(歩く)+“it”(それ)+“off”(取り去る)

「歩いてそれ(痛み)を取り去る」

野球で足に死球を受けて少し歩き回る選手を見た事あるかもしれません。

科学的にはわかりませんが、ちょっとした痛みならその場にうずくまるよりも少し歩いた方が痛みが少し和らぐ感じがします。(あくまで感覚で、単に時間と共に痛みが引いているのかもしれません)

ですので文字通り“歩いて痛みを取り除け”という時にも使いますが、“痛みが過ぎ去るまで我慢しろ・耐えろ”という意味でも使います。

また足だけでなく頭痛など他の部位にも用いますし、身体だけでなくテストで悪い点を取ってショックを受けたりフラれて傷心する心の痛みなど「忘れろ」という意味で使ってもOKですし、ユーモアを交えていう時もあります。

例:

“Your girlfriend dumped you? Walk it off.”

「彼女からフラれたって?忘れろ。」


大坂選手は自身の“Twitter”で2018年の全米オープンからうつ病と闘っていた事を発表しましたね。

有名な選手だから世間の注目を浴びるのはわかりますが、だからってメディアや我々が憶測で話す(特に批判する)のは大変危険です。

木村花選手が誹謗中傷で自殺されたり、容疑者や犯人の親族や関係先ではないかという憶測だけで叩いてそれらを受け取る側が苦しい思いしているのを私達は見てきたわけです。

私自身も見直して反省しないといけない所がありますが、メディアにしろSNSにしろ憶測で大坂選手へしている事って(言葉はマシでも)木村花選手達にしていた事と大差ないと思います。

特に最近は大坂選手に限らず、翻訳は人さまざまですが、テレビで見かける翻訳や訳は“わざと炎上を煽っているだろう”と思えるものが多いです。


記者会見を受けるのも仕事のうちだと思います。

しかしだからって“何を聞かれてもいい”というわけではないですし、そこはやはり質問する側は受ける側の事を配慮するのも仕事のうちではないでしょうか。

大坂選手と比べられませんが、私も大学時代に新聞の取材を受けて傷ついた経験があります。

どんな有名人でも無名人でも同じ一人の人間です。


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