おはようございます、Jayです。
IOCのバッハ会長がパラリンピックに合わせて再来日した事に政府分科会の尾身茂会長は“なんでわざわざ来るのか”や“なぜ会見をオンラインで出来ないのか”など非難し、常識があればそういう事はしないと言っていました。
この「常識」を英語で言うと?
「常識」=“common sense”(米:カマン・センス、英:コマン・センス)
例:
“If he had have enough common sense, he wouldn't have come.
「もし彼に充分な常識があったのなら彼は来なかったでしょう。」
“common”(一般的な・公共の)+“sense”(感覚)=「一般的な感覚」=「常識」
ニュースでご覧になってご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は尾身会長はご自身の発言で「常識」ではなく“common sense”と言っていました。
テロップでは“「コモンセンス」(常識)”と出ていましたが、尾身会長の発音とちょっと違っていませんでしたか?
彼は「コ」ではなく「カ」と発音していたのです。
もちろん「コ」でもおかしくはないのですが、「カ」と発音した事により私は“尾身会長はアメリカ英語を勉強してきたのだな”と推測する事が出来ました。
他には「暑い・熱い」(hot)をカタカナ表記は「ホット」ですがアメリカ英語は「ハ」で、「水」(water)の「ウォーター」もアメリカ英語は「ワーター」です。
このように発音でその人がどこの英語を学んだかがわかるのって面白いです。
“最初が「コ」か「カ」かはわかったけど、その次はなぜ「モ」じゃなくて米英どちらも「マ」の発音なの?”
一言で言うと「発音が楽(しやすい)だから」です。
アクセント(強調する箇所)は母音の中のどこかにあります。(基本的に一単語に一つですが中には複数ある単語も)
そしてアクセントではない母音部分は“schwa”(シュワー)と炭酸音みたいな名前ですが、日本語では「あいまい母音」と言われています。
発音記号では“ə”と表記されていて、「ア」の母音と音が似ています。
日本語の「ア」と違うのは「あいまい母音」と呼ばれているように、発音が「ア」ほどハッキリしていない事です。
頭がこんがらがっている方もいらっしゃるかもしれないので、ここで一旦深呼吸をしてみましょう。
深く吸って~、優しく吐いて~。
もう一度、深く吸って~、優しく吐、はいそこでストップ!(笑)
深呼吸で優しく息を吐きだす時の口の形で優しく(楽に)「ア」と言ってください。
その口が楽な状態で優しく「ア」と言うのが“schwa”(あいまい母音)です。
母音の中で一番多く耳や口にするのがこの“schwa”ですのでぜひ覚えましょう。
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