おはようございます、Jayです。
日本の学校に漢字テストがあるようにアメリカの学校には英単語のつづりのテストがあります。
でも日本でも英語を習うのでこの綴りのテストを受けるかと思いますが、「インターネット」や「サンプル」などをいざアルファベットに変換させる時に“この「ン」は‘n’だっけ、それとも‘m’だっけ?”と迷った事ありませんか?
“だいたいこの法則が当てはまる”というのをご紹介するので役に立ててくださいませ。
「『ン』の次の音を発音する時に唇を閉じるか閉じないかで“n”か“m”か決まる」
「ン」の次の音が唇を閉じない(口が開いたまま)=“n”
「ン」の次の音が唇を閉じる=“m”
「インターネット」の「ン」の次は「タ」で“t”の音だとわかります。
“t”を発音する時は唇を閉じませんね?
ですので“internet”です。
「サンプル」の「ン」の次は「プ」で“p”から始まる音だとわかります。
“p”は唇を閉じないと発音出来ませんね?
ですので“m”で英語は“sample”と書きます。
“なぜこうなるのか”と言うと、この“n”と“m”の発音に関係しています。
“n”は唇を閉じずに発音出来ますが、“m”は唇を閉じないと発音出来ません。
日本語だと唇を閉じようが閉じまいが「ン」と表記されますね。
では法則がわかった所で問題をいくつか出すので、それぞれ英語のつづりでは“n”か“m”か答えてください。(“n”か“m”か分かればいいのでそれ以外のつづりがわからなくても大丈夫です)
問題:
1. 「パンダ」
2. 「ハンバーガー」
3. 「チンパンジー」
正解:
1. “n” (panda)
2. “m” (hamburger)
3. “m, n” (chimpanzee)
ではちょっと難問です。
コロラド州の州都である「デンバー」はどちらでしょうか?
正解は“n”(Denver)です。
もし(「ハンバーガー」のように)「バ」が“b”だったら口を閉じるので“m”で正解でしたが、“Denver”は“v”で上の歯を下唇に当てますが唇は閉じないので“n”が正解でした。
今私がパッと思いつくこの法則が当てはまらないのは“「ン」の後の発音が「ハ行」だけどつづりが‘ph’の場合”で、音楽やエルビス・プレスリーの故郷で有名なテネシー州のメンフィス(Memphis)ですかね。(古代エジプトにあった都市から命名)
あとは“emphasis”(強調・注目)もそうですが、これらが法則に当てはまらない理由は発音的には“f”(唇を閉じない)だけど次のつづりが“p”だからかなと予想します。
“電気の「同相」を意味する‘inphase’は法則通りだけど?”
これは元々“in phase”(同じフェーズ/段階)という2単語がくっついて出来た単語だからかなと思います。
ちなみに“f”と“v”の発音は非常に似ていてどちらも上の歯を下唇に当てますが、違いはどれくらいの強さので当てるかのみです。
軽く当てるだけ(歯が唇に触れるか触れないか程度)で空気がスムーズに流れ出るのが“f”で、そこから下唇が振動するまでやや強めに当てると“v”になります。
最近は日本でもこの法則が適用されている駅名や地名のアルファベット表記を見かけます。
“Shinjuku”(新宿)、“Shimbashi”(新橋)、“Jimbocho”(神保町)などなど。
よろしければ皆様も今度はアルファベット表記にも注意してみてください。
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