“I'm Japanese”と“I'm a Japanese”の違い

おはようございます、Jayです。



いきなりですが、「私は日本人です。」を英語で言うと“I'm Japanese.”と“I'm a Japanese.”のどちらでしょうか?

広く捉えればどちらも正解と言えますが、今朝はこの“I'm Japanese”と“I'm a Japanese.”の違いをやります。


“I'm Japanese”=“Japanese”が形容詞として使われていて「私は日本国籍です」


“I'm a Japanese”=“Japanese”が名詞として使われていて「私は日本人です」


“How are you?”と聞かれた時の返事は“I'm fine.”や“I'm good.”などが有名ですが、この“fine/good”は状態を表しているのが形容詞ですね。

“I'm Japanese”の“Japanese”はお堅く言うと「日本に属している・日本と関連がある」と言った意味で、一言で言うと「日本国籍(を有している状態)」となります。


“a/an”は「(とある)1つの」という意味で“a cup of coffee”(カップ1杯のコーヒー)や“an apple”(リンゴ1個)のように使います。

この“a/an”は1つという事がわかりますが、どの一つかは限定していません。

ですので“I'm a Japanese”私は「私は(他にもいるうちの)日本人の一人です」⇒「私は日本人です」となります。


この“a/an”があるかないかが名詞か形容詞かの判断材料の一つとなります。

北京オリンピックで頑張っているカーリングの藤澤五月選手の手の甲に“I'm a good curler.”(私は上手なカーリング選手)と書かれているのをご存知ですか?(“curler”ではなく“curling player”でもOK)

“I'm good curler”だけでも意味は通じますが、文法的に正しいのは“I'm a good curler.”です。

もし“a”を入れないのなら形容詞が入るので“I'm good/great.”(私はうまい/素晴らしい)


“でもその次に書かれていた‘I have confidence’の‘confidence’の前には‘a’がなかったよ?”

はい、この場合はないのが正解です。

“a/an”があるかないかが形容詞か名詞の判断の一つと言いましたが、それ以外に名詞にも“a/an”が付く名詞付かない名詞というのがあります。

“a/an”は“one”の代用みたいなものなので可算名詞と呼ばれる1個2個3個…と数えられる名詞の時に用います。

例:

“Can I have a hamburger?”

“Can I have one hamburger?”

どちらも「ハンバーガーを1個ください。」

もし2つ以上なら“a”を取って代わりにその数が入ります。(“two hamburgers”や“three curling stones”など)


ちょっと脱線しましたがここで使われた“confidence”は数えられない名詞(不可算名詞)なので“a”は付かないです。

「どれくらい自信ある?」(How much confidence do you have?)と聞かれても「自信1個/2個」と数字で答える事は出来ず、「すごく/少しある」など数字以外で答えますねよね?

ですので“I have confidence”は“a”がないのが正解で、“I have much confidence”(すごく自信がある)でもOKです。


“I have confidence”以外には

“I'm confident”(“confident”は“confidence”の形容詞)

“I believe in myself”(私はやれると信じている)

“Count on me”(私にまかせて)

などですかね。

もしくは大事な箇所(“confidence”など)や全文を大文字にして強調するという手もあります。


関連記事:

「可算名詞」と「不可算名詞」を解説1”、“その2”、“その3”、“その4

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‘a’と‘an’の違い

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