おはようございます、Jayです。
今TBS系列で“世界陸上”(第18回陸上競技選手権大会)が放映されていますが、開催地がどこかご存知ですか?
アメリカの北西部(カリフォルニア州のすぐ北)にあるオレゴン州です。
オレゴン州にも有名なのはいろいろありますが、アメリカの大学スポーツ好きの方ならオレゴン大学(マスコットがアヒル/鴨の方)やオレゴン州立大学(マスコットがビーバーの方)を聞いた事あるかもしれません。
実はこの世界陸上の会場となっているのはこのオレゴン大学です。
このスポーツ大会や首脳会議などイベントの「開催地・会場」を英語で言うと?
「開催地・会場」=“venue”(ヴェニュー)
例:
“Where is the venue of this year's World Athletics Championships?”
「今年の世界陸上の開催地はどこ?」
“Oregon, USA.”
「アメリカのオレゴン州だよ。」
“Where in Oregon?”
「オレゴン州のどこ?」
“It's taking place in the University of Oregon's Hayward Field.”
「オレゴン大学のヘイワード・フィールドで行われているよ。」
“venue”を見た事ない方もいらっしゃるかもしれませんが、(もちろん意味は知ってはいますが)アメリカ人も見る機会はそんなに多くはないと思います。
「開催地・会場」は「場所」といった意味であるように、英語でも“place”や“location”をより多く目や耳にするでしょう。
“venue”はパーティーなど何か“イベントの場所”(=開催地・会場)なので“place”や“location”をかしこまらせた単語です。
マラソンなどの高地トレーニングならコロラド州が有名ですし、メジャーリーグのキャンプ地はアリゾナ州やフロリダ州です。
なぜオレゴン州のそれも大学の施設で行われるのでしょうか?
実はこのヘイワード・フィールドは世界的に有名なナイキ社の誕生の地でもあるからです。
ナイキはオレゴン大学陸上部でコーチをしていたBill Bowermanとその教え子であるPhil Knightによって誕生しました。
アリソン・フェリックスやカール・ルイスなどアメリカ陸上競技には多くの有名人がいますが、以外にも世界陸上がアメリカで開催されるのは初なんですね。(最多は日本・ドイツ・フィンランドの2回で、次の次の2025年大会は三度日本の東京が“venue”)
アメリカはプロスポーツがたくさんありますが“自分が住んでいる州(もしくは近くに)にメジャースポーツのプロチームがない”というのがざらにあります。
そのせいかプロスポーツと同じくらい大学スポーツ(もしくは高校スポーツ)が人気です。
10万人以上収容出来るアメフトスタジアムや6万人近い観客を入れられる野球場などがアメリカの大学には存在します。
“Insider”によるとこのヘイワード・フィールドも270万ドル以上(単純計算で300億円強)をかけて改修したそうです。(費用はナイキ社が寄付を募って集めたそう)
スポーツ好きな高校生はぜひアメリカの大学への留学も選択肢に入れてみてください。
せっかくなのでヘイワード・フィールドなどオレゴン大学陸上部の施設を映像で紹介したいと思います。
オレゴン大学ダックスの公式チャンネル:
こちらはより詳しい施設の案内:
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