“One After Another”と“One After the Other”の違い

おはようございます、Jayです。



タイトルが長くなり過ぎそうだったので短くしましたが“何のこっちゃ?”とお感じの人もいるかもしれません。

今月は台風が次から次へと発生して本州付近へ進む印象を受けます。

それもそのはずで、“気象庁”の1991年から2020年まで30年間の平均によると9月の台風発生数は5つなのに対し、昨日発生した台風18号は今月7つめです。

物事が続けてドンドンやってくる様を「次から次へと(次々に)」や「相次いで」と言いまね。

今朝はこの「次から次へと」や「相次いで」を意味する“one after another”と“one after the other”の違いです。


基本的には同じです。

以上です、今朝も読んでくださってありが…というわけにはいきませんよね。(笑)


基本的には同じなのですが、ご覧いただいてわかるように違いは“another”と“the other”の部分。

“another”を“an other”と離して“the other”と比べるとわかりやすいかもしれません。

“an/a”と“the”は冠詞と言い、“an/a”は不特定の「とある」というものを指しているのに対し、“the”は「この/あの」など特定した何かを示しています。

ですので一般的な(特定せず)何かを指し示す場合“another”で特定のものを話す場足は“the other”です。


特定できない事の方が多いと思うので“one after another”の方が汎用性が高いです。

現時点でこれからどの熱帯低気圧が台風19号や20号になるかは特定出来ませんよね?

ですので「台風が次から次へと発生している。」という場合は“Typhoons are occurring one after another.”です。


他の例としては缶詰工場でベルトコンベアー上を流れて来る缶詰を想像してみてください。

こちらは話し手の匙加減で“another/the other”のどちらでも使えます。

缶が流れて来る事はわかっていますが、「缶が次から次へと流れて来る」と「1つの缶が通ったらその次(後)に控えている缶が流れて来る」は意味合い的には同じですが、前者はどの缶が流れて来るか言っていませんが後者はそれを特定していますね。

ですので前者のニュアンスで言う場合は“Cans come one after another.”で後者は“Cans one after the other.”です。


あとは“the other”の方は2つだけという可能性があります。

“the other”は「もう一方」という意味もあるので、“one after another”は「片一方ともう一方」の計2つとなり文脈によっては2人/個となる事も。

ですので迷ったら取りあえず“one after another”を使いましょう。


今アメリカのフロリダ州など南東部では“Hurricane Ian”(ハリケーン・イアン)が猛威を振るっていますが、南東部にいらっしゃる方はぜひ安全な場所でお過ごしください。

決して外の様子を撮ろう外出したり窓の近くに行くのはやめましょう。


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Have a wonderful morning

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