差別的として名前を変えたアメリカのプロスポーツチーム

おはようございます、Jayです。



3日後の22日からプロ野球の日本シリーズが始まりますね。

メジャーリーグのワールドシリーズは少し遅れて28日からです。

今はディヴィジョンシリーズが開催中ですが、ここを勝ち抜くとリーグ優勝をかけて戦い、そしてリーグ優勝するといよいよワールドシリーズです。

ナショナルリーグ優勝決定戦はダルビッシュ投手属するサンディエゴ・パドレスとフィラデルフィア・フィリーズの間で行われ、アメリカンリーグは私が応援しているヒューストン・アストロズは決まっていますが、残り1席をまさに今ニューヨーク・ヤンキースとクリーヴランド・ガーディアンズで争っています。


ところでみなさんはクリーヴランド・ガーディアンズというチームの存在を知っていましたか?

初耳という方も多いかと思います。

実は昨年末にチーム名が変わり、元はクリーヴランド・インディアンズです。(石橋貴明さんが出演した事もある映画「メジャーリーグ」でお馴染みの)

勘が鋭い方はお気付きかもしれませんが、インディアンズという名前が差別的というのが理由です。

日本でたまにアメリカの先住民をインディアンと言っている方を耳にしますが、今は差別となるので気を付けましょう。

今はアメリカの先住民達を“Native Americans”(ネィティヴ・アリカンズ)や“Indigenous Americans”(インディジャナス・アリカンズ)などと言います。(“indigenous”=「先住の」)


コロンブスがアメリカを発見する以前からすでに先住民達がアメリカで暮らしていました。(そこをインドと勘違いたからインディアンと呼ばれるようになった)

そのネイティブアメリカン達は長年迫害を受けて特定の場所達に移住させられたという辛い歴史があります。(なので今ネイティブアメリカン達が住んでいる地域は生活するには過酷な場所が多い)

クリーヴランドがあるオハイオ州はネイティブアメリカンの人口で見るとそこまで多くはないですが、「オハイオ」とはイロコイ族の言葉であるなどネイティブアメリカンの言葉が所々で見られます。

Guardians”(守護者達)名前の由来となったのは“the Guardians of Traffic”というクリーヴランドにある守護者達の銅像です。


実はネイティブアメリカン由来のスポーツチームで名前を変えたのはこのクリーヴランド・ガーディアンズだけではありません。

アメフトの元“Washington Redskins”(ワシントン・レッドスキンズ)は名前を考える間の去年一昨年は“Washington Football Team”(ワシントンのフットボールチーム)と名乗って、今年から“Washington Commanders”(ワシントン・コマンダーズ)となりました。


このように変えるチームをあれば“Atlanta Braves”(メジャーリーグ)やアイスホッケーの“Chicago Blackhawks”は名前を変えるつもりがないチームもいます。

これはちゃんとネイティブアメリカン達から意見を聞いたり話し合ったりして、ネイティブアメリカンの人達を称えたり尊重したりするのが理由です。

私はちゃんと相手の意見を聞いて了承を得ているのなら変えないのも良いと思います。


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