おはようございます、Jayです。
アメリカでは黒人(など)に対する人種差別が根深く残っています。
この「黒人」を英語で言うと?
「黒人」=“Black”(ブラック)、“African American”(アフリカンアメリカン)
例:
“Racial discrimination against Blacks\African Americans still exists.”
「黒人への人種差別は未だに存在する。」
“‘Black’は差別にならないの?”
確かにどこか差別的に感じられるかもしれませんが、(一部では嫌う人もいますが)一般的に受け入れられている表現です。
以前は“black”と全て小文字で表す事もありましたが、最近の流れとしては“African American”みたく最初の文字を大文字(固有名詞)にして“Black”と大文字にする動きが広まっています。
“‘African’と‘American’の間にハイフン(-)はなくていいの?”
こちらも以前は“African-American’とハイフンが入っているのを多く見かけました。
しかし今は名詞として使う場合はハイフンを入れずに、形容詞として使う(黒人の〇〇)時にハイフンという流れです。
例:
“African-American woman”
「黒人の女性」
(ただし名詞の意味でハイフンを入れる人もいますし、まだ完全にこの流れになったわけではないので名詞で入れてもOKです)
テニス界の大坂なおみ選手、バスケットボール界の八村塁選手、野球界のオコエ瑠偉選手がいますが、彼らはアメリカでは黒人もしくはアジア人(Asian)の部類に入ります。
この3人の中で大坂なおみ選手はちょっと違う部分があります。
彼女は“Black”であっても“African American”ではありません。
”そりゃ~そうだよ、だって彼女の国籍は日本だから‘American’じゃないもん”
はい、おっしゃる通りです。
アメリカには「黒人=African American」みたいな風潮がありますが、必ずしもアメリカ人の黒人とは限りません。
もっと言うと「黒人=アフリカ系」ではありません。
大坂なおみ選手のお父様はカリブ海のハイチ出身なので、大阪選手は“Haitian Japanese”となります。
ですのでハイチ出身のアメリカ人は“African American”ではなく“Haitian American”もしくは“Caribbean American”です。
ですので“Black”も未だに許容されています。
ただし“以前は許容されていたけど今は差別用語になった黒人を示す言葉”というのがあるので、今後はどうなるかはわかりません。
関連記事:
“「ソウルフード」は使い方によっては黒人を侮辱する事になる!?”
“映画:Perfect Harmony”(黒人差別が激しい時代の中でも人種の垣根を越えようとするお話)
Have a wonderful morning
0コメント