おはようございます、Jayです。
“史上最悪の討論会”と酷評されたトランプ大統領とバイデン氏の討論会。
司会者がトランプ大統領に「大統領はバイデン氏がANTIFAなど極左派グループを名指しで非難していない事を責めていましたが、大統領はポートランドなどで起きている騒乱に白人至上主義者や民兵達が加わらない事を宣言出来ますか?」と質問しました。
ニュースなどでご存知の方も多いかと思いますが、アメリカでは黒人差別や警察官の過剰暴力に反対するデモが各地で起きています。
そして一部では極左派と極右派と見られるグループの衝突が起きて死傷者が出ています。
大統領はこの極右派を“stand down”(解体する・身を引く)ように言えるかの質問でした。
大統領が「(極右グループの)名前を教えてくれ」と聞いたら司会者が「“Proud Boys”と極右者達」と言ってそれに答えたわけですが、司会者が使った“stand down”ではありませんでした。
大統領:
“Proud Boys, stand back and stand by.”
“stand down”はと完全に身を引く事を指しているのに対し、“stand back”は「ちょっと下がる」と完全撤退は指していません。
さらに“stand by”は「待機する」という意味です。
ですので大統領は「プラウド・ボーイズよ、ちょっと下がって待機していなさい。」と非難するのではなく、“今はやめておきなさい”と一時中断だけを示唆する表現に非難殺到。
メディアから討論会後の会見でなぜ“stand down”と言わないのかの質問が出ました。
そこで初めてプラウド・ボーイズに対して“stand down”を使ったのですが、「彼らがどんなグループかわからないけど“stand down”しなさい。」
これでは極右グループを名指しで批判した事にはなりません。
極右グループを名指しで批判しなかったのには疑問が残りますが、大統領はその後「どんなグループでも“stand down”して、警察など法執行機関(州兵など)を邪魔せずに仕事させなさい。」と言っていたのは良かったです。
極左派から「警察組織の予算を削減しろ・解体しろ」と言った声が上がっています。
確かに暴力警官はいますが、それは一部。
大半はしっかり命を張って治安を維持しようとしているのに、予算を削減したら優秀な人材が集まらないしより悪徳警官が蔓延ると思うんですよね。
解体なんかもってのほかです。
私は極右派も極左派も反対です。
トランプ大統領が再選するにしろバイデン氏が大統領になるにしろ、どちらが大統領になっても残念ながらしばらくこの混乱は続きそうです。
関連記事:
“「座って」を英語で言うと?”(必ずしも“sit down”ではない)
Have a wonderful morning
0コメント