おはようございます、Jayです。
“オリンピックの中止・延期”を訴える声が日に日に高まっていますが、中止の決定権は誰にあるのか“契約書”(“日本語訳”はこちら)72ページの“Termination”(解除)の欄を読んでみました。
すると契約内容がとても一方的な事がわかりました。
この「一方的な」を英語で言うと?
「一方的な」=“one-sided”(ワンサィディッドゥ)
例:
“The contract is very one-sided.”
「契約はとても一方的です。」
例2:
“It was a one-sided game.”
「一方的な試合でした。」
注:“one”は“o”から始まっていますが、出だしの音が“w”(子音)なので“an”ではなく“a”
日本語でも同じような意味で「ワンサイドな」(one-side?)と使いますが、厳密には“one-sided”(ワンサイディッド)なのでご注意ください。
“one-side game”を無理矢理意味にすると「一方の試合」となります。
もしくは“one-sided”は片面印刷などの「片方だけの」と言う意味もあるので、全コートではなくどちらか片方だけのコートで行われる試合を説明する時に使いますかね。
例:
“It was a one-sided decision.”
直訳:「片方だけの判断だった。」
意訳:「片方だけの意見を聞いての判断だった。」
オリンピックの契約に話を戻しますが、契約解除を出来るのは国際オリンピック委員会(IOC)のみです。
ですので日本オリンピック委員会(JOC)やオリンピック組織委員会(OCOG)は契約解除する事は出来ません。
日本側が強制的に中止にする事は可能ですが、膨大な違約金を払う事になるでしょう。(おそらく保険には入っているでしょうけど)
そして“IOCが契約解除した時にJOCや主催都市などに生じる損害をIOCに求める事を出来ない”という事も書かれています。
私は弁護士ではなく、大学時代に“Business Law”(ビジネス法律)をかじった程度ですが、少なくともこんな一方的な契約は契約として無効とされる事を学びました。
オリンピック・パラリンピック、いったいどうなる事やら。
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