おはようございます、Jayです。
東京オリンピックが感染拡大につながらないか天皇陛下が懸念されていると拝察すると西村宮内庁長官が言いました。(“goo辞書”によると「拝察」=「推察することをへりくだっていう語」)
あくまで天皇陛下から直接聞いた事ではなく、西村長官が“天皇陛下の考え・意見”と推察したものだそうです。
この「意見」を英語で言うと?
「意見」=“opinion”(アピニャン)
例:
“He inferred the Emperor's opinion.”
「彼は天皇の意見を推察した。」
例2:
“What is your opinion on this matter?”
「この問題についてあなたの意見は何ですか?」
“I don't understand what he said would be political.”
「彼の意見がなぜ政治的な事になるのかわからない。」
主治医だけでなく別のお医者さんの意見・診断を聞くのを「セカンド・オピニオン」と言いますね。
これは英語の“second opinion”(2つ目の意見)から来ていると思われます。
日本ではお医者さんのみに使われていますが、アメリカではお医者さん以外にも弁護士さんなど専門家全般に対して使います。
西村長官の発言に戻ります。
西村長官はあくまで天皇陛下の意見を推察した発言でありますが、仮に天皇陛下自身が実際にそう思っていて発言する事は何が問題なのでしょうか?
確かに第二次世界大戦の反省を踏まえて天皇陛下が政治に関する事は発言出来ないのは知っています。
オリンピックはそもそも“オリンピック憲章”に政治利用できない事が書かれていて、オリンピックと政治は別物のはずです。
オリンピックでの感染拡大を懸念している事のどこが政治的発言になるのでしょうか?
私はスポーツは大好きですが、今でもオリンピック・パラリンピックは中止もしくは再延期した方が良いと考えていますが、これも“政治的発言”になるのでしょうか。
天皇陛下は東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁です。
ご自身が名誉総裁を務められている大会について意見を言えないなんて、“象徴だけ”の存在と言えてそれこそ政治的利用ではないでしょうか。
以上、私の“opinion”でした。
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Have a wonderful morning
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