アメリカ議会の「上院」と「下院」の違い

おはようございます、Jayです。



アメリカの中間選挙が行われて一部の上院と全ての下院を決めています。

まだ全ての当選結果は出揃っていませんが、上院は与党民主党がコントロールして下院は野党の共和党(前トランプ大統領の方)が優勢となっております。

日本の衆議院は下院と言われ定数が465人で上院の参議院は248人ですね。

アメリカの下院は“ the House of Representatives”(the House)と呼ばれて435人+6人(詳しくは後程)いて、上院である“the United States Senate”(the Senate)は100人です。


日本以上に議員数に差があるのは選ばれ方が違うからです。

下院は州の人口に比例するように選ばれるのに対し上院は各州2名となっております。

例えば人口の多いカリフォルニア州は52人の下院議員がいますが最も少ないワイオミング州は1人です。

人数が多い州が有利な下院に対して、上院はどの州にも同じだけの力を与えるために人口に関係なく各州2名です。

ここで先ほどの下院の“+6人”ですが、この6人はどこの州にも属さないグアム、プエルトリコ、アメリカ領サモア、北マリアナ諸島、アメリカ領ヴァージン諸島、ワシントンD.C.の代表者達。

彼らは下院に出席する権利はありますが基本的に法律を決めるための投票権はありません。(ただし自分達が所属する委員会などについては投票出来る)


日本は“一票の格差”を巡って各地で裁判が起きていますね。

もちろんアメリカのシステムは完璧ではありません(投票権のないD.C.やアメリカ領土には下に見られがち)が、この人数の決め方を参考にしてもいかがでしょうか。


下院は奇数なので過半数が出来ますが、上院は定数は100なのでもし与党と野党が50:50となったらどうなるのでしょうか?

実は今まさにその状態が起きようとしています。

ジョージア州(南部にあり州都のアトランタにはコカ・コーラの本社がある)以外の結果が出ており、与党50で野党49です。

野党がジョージア州を取ればまさに50対50の同数となりますが、同数になった時は上院議長である副大統領に投票権が与えられます。

副大統領も与党なので仮に50対50になったとしても与党が優勢なわけです。


いかがでしたでしょうか。

他にも違いはありますが長くなりそうなので今日はこの辺で失礼します。


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Have a wonderful morning

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