おはようございます、Jayです。
みなさんは映画をよくご覧になりますか?
私は家で観ているとたまに“今の場面は日本語字幕だと何て表記されているんだろう?”と気になった表現などがあると巻き戻して日本語字幕付きで観返す事があります。
すると“なるほど~、そう表すのか~!”と感心する事もあれば“そうなるよね~、これをちゃんと日本語で表すと長文が必要だもんね”と感じる時もあります。
“長文が必要”といったものは英語の表現が直訳では伝わらないものや英語圏の文化を知らないと理解するのが難しいものなど様々です。
クリスマスが来月に控えているの今回は「ホーム・アローン」で見掛けた字幕では表せない英語や文化をご紹介/解説します。
一応開始時刻から何分頃の出来事かというのも載せておきますが、私のはアメリカのもの(日本語字幕なし)なので日本で流れているものとは少し違うかもしれないので参考程度にしておいてください。
“まだ観た事ない”という方のために簡単にあらすじを紹介させてください。
8歳のケビンは自身の家族+従兄弟家族達+ヘザー(別の従兄弟)の計15人(大人4人+子供11人)でパリに転勤したヘザーのお父さんの所でクリスマスを過ごす予定でした。
しかしひょんな事からケヴィンは置いてけぼりを食らって自宅で一人で過ごすはめに。。
そんな時に留守だと思っていた窃盗犯二人組が家に忍び込もうとしますがケビンはそれに立ち向かいます。(注:アクションに聴こえるかもしれませんがコメディー映画ですw)
届いたピザを食べている時(9分過ぎ):
ケビンは“Did anyone order me a plain cheese (pizza)?”(誰か僕のためにチーズピザを注文してくれた?)と聞きました。
日本ではいろいろな具材が載っているピザが一般的かと思いますが、アメリカではこの具材なしのチーズピザやトッピングが1~2品のピザが主流です。
空港へ出発時の人数確認の報告(16分過ぎ):
“Eleven, including me. Five boys, six girls, four parents, two drivers, and a partridge in a pear tree.”
「(子供は)私含めて11人。男の子5人、女の子6人、親4人、ドライバー2人。」
最後の“a partridge in a pear tree”を無視しましたが直訳は「梨の木に止まる(の中にいる)1匹のヤマウズラ」です。
もちろんこの場面でヤマウズラは登場しませんが、“〇が3個、△が5個、…”など何かを数えている時の最後にお茶らけて使う事があります。
と言うのも“the Twelve Days of Christmas”(クリスマスの12日間)という有名なクリスマス・キャロルがあって。(クリスマスは12月25日~1月6日)、歌詞が「1日目に“a partridge in a pear tree”を貰って、2日目に〇〇を貰って、…12日目にもらって」という12日間それぞれ何を貰ったかを伝えていてどの日も必ず最後は“a partridge in a pear tree”で終わります。
ちなみにクリスマス・オーナメントで鳥を見掛けたらそれは“partridge”かもしれませんよ。
↓これがその歌です
ケビンの母親に要請されて家へ確認に行った警察官と通信指令係のやり取り(34分過ぎ):
警察官:
“There's no one home. The house looks secure. Tell them to count their kids again.”
「家は留守で厳重に警戒されているみたいだよ。親にもう一度子供を数え直すように言って。」
通信指令係:
“Ten-four(10-4).”
「了解。」
アメリカの警察官は無線で情報を簡潔&短時間でやり取りをするために数字の10ともう一つの数字を組み合わせた“ten codes”(10-15や10-20など)と呼ばれているものがあります。
その中でも最も有名な(&一番使われる)のが“10-4”でこれは「了解」や「OK」という意味です。
アメリカの子供はおもちゃのトランシーバーなどで警察官ごっこをする時にこれを言いたがります(笑)
ケビンが歯ブラシを買おうした時ににアメリカ歯科医師会から認証されているか店員さんに尋ねた場面(39分辺り):
店員:
“Well, I don't know.”
「う~ん、わからないわ。」
ケビン:
“Can you please find out?”
「確認してもらえますか?」
ケビンは親のしつけがちゃんと行き届いた良い子!
アメリカは日本語のような敬語はないですが、多くの親は子供に“誰かにお願いする時は‘please’を付けるように”と教えます。
ちゃんと使えているケビンは親の教育がちゃんとした子というのが表れていますね。
メーガン(長女)がバズ(長男)にケヴィンが家に一人っきりで「彼に何か起きていないか心配していないの?」という問いにバズは「3つの理由で心配していない」と答える(47分過ぎ):
“A--I'm not that lucky.”
「A--俺はそんなに幸運の持ち主じゃない。」
“Two--we have smoke detectors.”
「2--家に煙探知機が付いてる。」
“And D--we live on the most boring street in the United States of America where nothing even remotely dangerous will ever happen.”
「そしてD--うちはアメリカでもっとも退屈な通りに住んでいてちょっとした事故や事件も起きない。」
日本語で“1, 2, 3,…”の代わりに“イ、ロ、ハ、…”でにする時がありますが、英語も“A, B, C,…”とアルファベットで数える時があります。
バズは一つ目はこのアルファベットで数えますが、二つ目は「2」と数字に変えて、三つめは再びアルファベットに戻しますが“D”(4)と数え間違えをしてしまいました。(本来なら“C”)
さらに面白いのはバズがこういった直後のシーンでピザ屋が家の前の小さい像を再び倒したことw
スーパーマーケットのレジでのシーン:(53分辺り)
“Hold on. I got a coupon for that.”(待って、それのクーポンがある)といって紙切れのクーポンを差し出します。
アメリカのクーポンは新聞や雑誌のページに印字されているので、それらを切り取って使います。
もちろん今はネットの普及で様々な形態がありますがこのクーポンもまだあると信じたいです。
同じシーンでケビンが一人で買い物しに来たのではないかと不振に思った店員さん:
“Where's your mom?”
「お母さんはどこ?」
“My mom is in the car.”
「車の中。」
“Where's your father?”
「お父さんは?」
“He's at work.”
「仕事。」
“What about your brothers and sisters?”
「兄弟は?」
“I'm an only child.”
「僕一人っ子なんだ。」
“Where do you live?”
「どこに住んでいるの?」
“Uhm, I can't tell you that.”
「う~ん、それは教えられない。」
“Why not?”
「何で?」
“'Cause you're a stranger.”
「知らない人だから。」
日本も“知らない人について行かない”と教えたりしますが、アメリカも同じように知らない人について行かないように教えたり“物を貰わない”や“個人情報を教えない”など教えます。
ケビンは機転を利かせて嘘の家族情報を教えていましたがそこは映画という事でw
これで半分ぐらいでしょうか。
全部書くと長くなり過ぎそうなので今朝は取りあえずここまでにしておきます。
おそらく今夜(おそくとも明日)後編を出したいと思います。
関連記事(映画内で用いられている表現など):
“「お酒はほどほどにね」を英語で言うと?”(映画ではペプシの飲み過ぎに対して)
“「安否確認」を英語で言うと?”(厳密にはこの単語は出てこないけど警察官がケビンの家に行ったのがこれ)
Have a wonderful morning
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