咄嗟の一言が日本語になるか英語になるかの基準:短い方

おはようございます、Jayです。



この前知り合いの方に「日本語を話していて英語に切り替えるのと英語を話していて日本語に切り替えるのはどっちの方が早いですか?」と聞かれました。

少し頭の中でシミュレーションしてみたのですがタイム差はありませんでした。

切り替えるのに要する時間は“スイッチを押してから電気が点くまでの間ぐらい”ですかね。(いえ、昔の細長い蛍光灯ではなくパッと点くやつではなくほぼ時差無の方w)

でも驚いた時や痛がる時など咄嗟の一言は圧倒的に英語の方が多いです。

しかし“圧倒的”になるので全てではなく日本語になる時もあります。

そこでさらに私は考えました、“咄嗟の一言が日本語になるか英語になるかの基準”を。


答え:

「短い方」


“短い”を置き換えると“速く言い終える”という事ですね。

例えば痛みを感じた時に日本語では「痛い(いたい)」と言いますが、「いたっ」もしくは「いっ」と言っている人も多いのではないでしょうか。

「いたい」の音節(母音の音)の数は「い・た(あ)・い」と3つですが、「いたっ」は2つで「いっ」は1つです。

このように咄嗟の一言はより短い表現で済ますかと思いますがこれが“速く言い終える”です。


英語と日本語の単語を比べた時に英語の方が短く言い終える事が出来るのが多く感じます。

これは日本語よりも英語の方が音節の数が少ない場合が多いからです。(英語を速く感じる一因でもある)

先ほどの「いたい」は英語で“ouch”と言い、文字数だけ見ると英語の方が多いですが、“ouch”(アゥチ)の音節の数は1つです。

しかし1音節の“ouch”ですら長いのか、日本人が「痛い」⇒「痛っ」と変換するように、“ow”(アゥ)とさらに短くして発音するネイティブが多いです。(むしろ“ouch”と発音する人の方が少ない)

ですので私も痛みを感じたら「イタッ!」ではなく“Ow!”です。


単語だけ見ると英語の方が短い発音で済みますが、文章になると必ずしも主語を必要としない日本語の方が短い場合があります。

例えば食事で「これ美味しい」と言う事も出来れば「美味しい」だけでもOKですね。

「美味しい」は「おいしい」と単語だけ見ると音節は4つですが、実際の発音では「おぃ・しー」と音節2つに感じます。

英語では“This is so good.”(音節数4)もしくは“So good”(音節数2)です。

ですのでこういう時は私も「美味しい」、「うまっ」、“So good”などと言います。

日本語を話す人と一緒にいる時は「美味しい・うまっ」で英語を喋っている時や一人の時は“So good”や“wow”などになります。


何日か前に“(驚いた時の)「今の何?」を英語で言うと?”を書きましたが、こちらも見てみましょう。

英語では “What was that?”と3音節で「今の何」は「い・ま・の・な・に」だと5音節なのでこちらは英語で言ってしまいます。(でも日本人といたらおそらく「今の何?」と言う)


いかがでしたでしょうか。

このように咄嗟の一言は短い方で英語にも日本語にもなります。


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