英語で「第三世界」とは今後言わない方がいい

おはようございます、Jayです。



アメリカの首都で州兵2人が銃撃される事件(うち一人が死亡)が起きました。

アフガニスタン国籍の容疑者が逮捕された事を受けてトランプ大統領はSNSに“I will permanently pause migration from all Third World Countries”などと投稿しました。

訳すと「私は第三世界の国々からの移住を永久(無期限)に止める」となります。


「第三世界(の国々)」って何のことか分かりますか?

これは冷戦時代に出来た言葉でアメリカなど資本主義の国が“the First World”(第一世界)、ソ連(当時)など共産主義国が“the Second World”(第二世界)、これらどちらでもない国が“the Third World”です。

旧ソ連が崩壊して“the Second World”を用いる事はまずなくなりましたが、徐々に「発展国=裕福な国」を“the First World”をとして「発展途上国=貧しい国」を“the Third World”と指すように変化してきました。


日本でこの「第〇世界」が使われているのを耳にしたのは今回の英語訳くらいの時しかないのでどれくらいの頻度で用いられているかわかりませんが、今後英語では“the Third World”とは使わない方がいいです。

今はまだ書けるぐらいではありますが、徐々に差別用語として高まっています。

冷戦時代の説明をするならまだわかりますが、発展途上国の意味で使うのは棄権です。(と言ってもトランプ大統領のように使っている人もいますがその発言が問題視されてニュースになっている)

もし「発展途上国」と言いたいなら“developing country”にしましょう。


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