「とっさの判断・機転が利く」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



生活で時に素早く考えて判断を迫られる時ってあるかと思います。

そういうの「とっさの判断」と言いますが、これをを英語で言うと


「とっさの判断」“quick thinking”(クウィック・シンキング)


例:

“They were praised for their quick thinking.”

「彼らはとっさの判断を褒められた。」


ハイフン(‐)は2単語をくっつけて1単語にする意味があります。

“quick thinking”をハイフンで“quick-thinking”(クウィックシンキング)にすると少し意味が変わります。

とっさの判断が上手な人を「機転が利く」と言いますが、“quick-thinking”はこの「機転が利く」という意味です。

“quick thinking”=「名詞」

“quick-thinking”=「形容詞」

例:

“A quick-thinking player save the team from losing.”

「機転が利く選手がチームを負けから救った。」


↓この動画は“MLB Quick Thinking”(メジャーリーグのとっさの判断)といった動画です。

特にこの2:20~の“あえてボールを捕らずに見逃してファールにした”というのが素晴らしいなと思いました。

延長12回の表、ランナー3塁で1アウト。

外野手はフライを捕って2アウトにする事も出来ましたが、そうするとおそらく3塁ランナーがタッチアップをして1点入れていた事でしょう。

ですので“quick thinking”でそうしたなかったこの選手に「あっぱれ」!


私がもう一つ注目したプレーがあります。

それは0:48~のやつです。

2アウトでランナー2塁の場面。

3塁手への平凡なゴロでしたが、1塁への送球は少し逸れました。

1塁手はベースを踏んでアウト(フォース・アウト)にする余裕はありましたが、それをせずに打者をタッチしてアウト(タグ・アウト)にしようとします。

打者はそれを察知して本塁へ戻ります。

1塁手はランナーが3塁を回ってホームに戻って来たのを察知してキャッチャーへボールを投げますがランナーはセーフでホームイン。

そして打者はその隙を突いて再び1塁へ走ります。

しかもその時に1塁はがら空きで、2塁手が慌てて1塁にカバーに入りますがキャッチャーの返球と意思疎通がうまく出来ずにボールはそのまま外野方向へ転がります。

打者はそれでさらに2塁へと進んだというプレーです。


このプレーをTBSのサンデーモーニングという番組で取り上げていました。

スポーツのコーナーでプロ野球で数々の記録を打ち立てた張本勲氏とゲストの方が良いプレーに「あっぱれ」や悪いプレーに「喝」と言っていろいろ話し合うといのがあるのですが、張本氏はこの1塁手と打者全てに「喝」を出していました。

私は1塁手に喝は賛同するのですが、打者にはあっぱれをあげたいです。

張本氏は「打者は打ったら1塁に走らないとダメでしょ。」と言っていましたが、そんな事はありません。

もし1塁に走っていたらタッチされるなりで今回のプレー以上にアウトになって3アウトチェンジになっていた可能性が高いでしょう。


最後にちょっとした野球クイズです。

問題:

もし今回のように2塁ランナーがホームインしますが、その後に打者がタッチアウトもしくはボールを持った選手が1塁を踏んでフォースアウトになった場合は得点は認められるでしょうか?


正解:

「タッチアウトなら得点が認められてフォースアウトなら得点は認められません」

ボールを持った選手がタッチするアウトは“いつタッチしてアウトにしたか”というタイミングが重要ですが、塁を踏んでアウトにするフォースアウトはタイミングは関係ありません。

もしフォースアウトもタイミング次第になると、2アウト・ランナー3塁の場面で得点がバンバン入ってしまいます。

ですので今回の動画のプレーは1塁手は、仮に打者をタッチアウトしてもランナーのホームインのタイミングの方が早ければ得点を許す事になっていたので、打者を深追いせずに単に1塁を踏んでフォースアウトにするのが正しい判断でした。


おそらく日本では起きないようなプレーがメジャーリーグでは起きます。

張本氏のお怒りもわかりますが、その後の攻撃チームの仲間が笑っているのをご覧ください。

ああやって仕事を楽しんでいるのはアメリカの良いところです。


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Have a wonderful morning



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