こんばんは、Jayです。
全国でどこまで報道されているか分かりませんが、今年7月4日に行われた東京都議選の板橋選挙区に都民ファーストの会から立候補した木下富美子さんが当選されました。
しかし投票日の2日前に無免許運転で当て逃げを起こした事が発覚し、都民ファーストの会から除名されて都議会から議員辞職勧告決議が2回出されてそれぞれ可決されましたが今現在も議員を続けています。
これに対して多くの都民が怒っております。
私自身も法を作る議員がこんな行いをした事(無免許当て逃げは当選前の事ですが)に怒りを覚え、即辞職した方が良いと強く思いますし応援する気にはまったくなれません。
現行の法律では議会で問題行動を起こしたり議員になってから1年経たないとリコール出来ませんので、もし彼女を強制的に辞めさせるならこれを変える必要があります。
しかし私はこの簡単に議員を辞めさせられない現行の法律が素晴らしいと思います。
もし簡単に辞めさせる事が出来るなら数に物を言わせて多数派が絶対権力を手に入れる事が可能で危険です。(有権者の意思を軽視する事にもつながりかねないし)
しかし体調不良などを理由に出席できない議員は給与やボーナスを全額支給ではなく登庁回数などに応じて変える必要があるとは思います。
もう一度言いますが木下都議には辞めていただきたいですし応援する気はゼロですが、彼女が初登庁した時の都議会の対応や木下都議に関する報道を観ていると“これって木下都議に対する集団イジメじゃないか”と気の毒に思う部分も多々あります。
まるで“気に食わないからみんなでイジメて追いつめて辞めさせよう”といった感じ。
木下都議は2度の辞職勧告を受けているからなどの理由で彼女が所属している委員会が開かれませんでした。
しかし辞職勧告は法的拘束力がないので彼女が所属する委員会に出席する事は認められてしかるべきで、むしろ出席しない・開かない事の方が問題です。
もし“辞職勧告を受けているから”という理由で委員会を開かないのが通るなら辞職勧告が実質的に法的拘束力を持つ事になりませんか?
それって木下都議だけでなく他の都議達も法を軽視しています。
委員会は最終的には都民のために開くためのものであると思うので、ちゃんと開いて正々堂々と遂行をしていただきたいです。
もう一つは報道。
無免許・当て逃げなど法律違反した事に批判するならわかりますが、ルールの範囲内なら彼女がどのような服装で来ても良いのではないでしょうか?(確かにアメリカでも謝罪に見合う服装などはありますが)
そして木下都議の体型を揶揄する人がいましたが、これは本当にヒドイ。
純粋にセクハラです。
木下都議は体調を崩したから議会に出られていなかったと言っていました。
それでもまだ議員を続けている事に神経が図太いと言う人もいますが、本当にそうでしょうか。
法的に認められている議員の身分について“何で辞めないんだ”と連日のように非難を浴びていれば彼女じゃなくても多くの人は体調を崩して仕事に行けなくなるなどの可能性は充分あり得ると思います。
一連の報道を観ていて小室眞子さんを思い出しました。
彼女は自分ではどうしようも出来ない誹謗中傷などに対して複雑性PTSDを発症されました。
そして宮内庁がPTSDを公表した途端に連日の彼女への非難が一気に下火になっていったのを覚えています。
木下都議の病名はわかりませんが、もし彼女が病名を発表すれば少しは誹謗中傷が収まるのでしょうか?
絶対に起きてほしくないですが、もしこれで木下都議が自ら命を絶つような事になったらどうするのでしょうか?
「まさか彼女がそこまで追い詰められていたとは思いませんでした。」とか「そんなつもりはありませんでした。」とかイジメの聞き取り調査で見かけるような事を言うのでしょうか?
議員は人々の代表でありますが、私達大人は日本の未来を担う子供達のお手本のはずです。
Have a great evening
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