「退ける・却下する・解散させる」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



男子テニス世界1位のジョコビッチ選手は医療上の理由でワクチン接種出来ない事を申請しましたが出入国管理の人達から条件を満たしていないとしてビザを退けて入国を認められませんでした。

しかし不服申し立てをする機会を与えるために一時的に入国を認められていましたが、ジョコビッチ選手は入国書類に虚偽申告した事が発覚するなどしてその不服申し立ても却下されました。

この「退ける・却下する」を英語で言うと


「退ける・却下する」=“dismiss”(ディスミス


例:

“Novak Djokovic's request to reinstate his VISA was dismissed and he was deported.”

「ジョコビッチ選手のビザ再発行の申請は却下されて国外退去させられました。」


“‘decline’や‘deny’と何が違うの?”

“dismiss”も“decline”もかしこまった表現ですが、“dismiss”が「退ける・却下する」なのに対して“decline”は丁重に「断る」です。

“deny”は特にかしこまっていたり丁重な感じはなく単に「拒否する」です。

ですのでジョコビッチ選手のビザ再発行申請が“declined”(断られた)もしくは“denied”(

(拒否された)結果として“dismissed”という結末を迎えました。


みなさんは今回のジョコビッチ選手の処遇はどうお感じですか?

私は妥当な判断だと思います。

仮にわざとではなくうっかりでも入国審査の書類に書いた内容が実際とは違うのは一大事で謝って済む問題ではありません。

それで入国を拒否されたり刑務所行きになってもおかしくないですし当然です。

他国に入国するという事はそれだけ大事なので皆様もお気を付けくださいませ。


さて、「退ける・却下する」なんて大人の会話でしか聞かないかもしれませんが、それ以外に「解散させる(解散する)」という意味があって実は子供達も日常(主に平日)で聞くことがあります。

それは学校です。

日本語訳は「解散させる」ですが、先生は授業が終わった事を生徒達に伝えるために「これで授業は終わりです。」と言ったりしますよね?

英語では“The class is dismissed.”や“Class dismissed.”(もしくは単に“Dismissed.”)などと言います。

今度洋画やドラマで授業終了のベルがなるシーンがあったら注意して聴いてみてください。

きっと先生は上記のどれかを言っているはずです。

ちなみに日本は授業終了のベルが鳴っても延長する事はあり得ますが、アメリカでは絶対にやってはいけません。

罰としての居残り授業などは別ですが、普段の授業でベルが鳴って終わらせないのは生徒達の休む権利を奪う事になるので懲戒対象となり得ます。


ジリリリリ🔔

Dismissed!


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