おはようございます、Jayです。
ロシアがウクライナに対して軍事行動を起こした事に対してアメリカのバイデン大統領が「プーチンが侵略者だ」と非難していました。
この「侵略者」を英語で言うと?
「侵略者」=“aggressor”(アグレッサー)
実際のバイデン大統領の会見の一部:
“Putin is the aggressor. Putin chose this war and now, he and his country will bear the consequences.”
「プーチンが侵略者だ。プーチンはこの戦争を選び、そして彼と彼の国はその責任を負うだろう。」
“aggressor”は「侵略者」という意味もありますが、「最初に攻撃した人」という意味もあります。
例:
“Since he is hospitalized, you might think she is the attacker. But the truth is, he is the aggressor. She just acted in self-defense.”
「彼が入院しているから彼女が加害者に見えるかもしれません。でも実際は彼が最初に攻撃した人です。彼女は正当防衛をしたまでです。」
“Putin is the aggressor.”
とても短い文章ですが、これだけで多くを物語っています。
まずは“Putin”と名字を呼び捨てにしている部分。
アメリカは下の名前で呼ぶのが普通ですが、ビジネスだったり公的な場では「役職+名字」が一般的です。
おそらくカメラが回っていない場面ではバイデン大統領は岸田首相を“Fumio”(もしくはニックネーム)と呼び、会見などの公の場では“Prime Minister Kishida”と言います。(岸田首相も会見外では“Joe”と呼んでいる事でしょう)
ですのでバイデン大統領が“President Putin”ではなく“Putin”とだけ言ったのは「プーチン」と呼び捨てにしたわけです。
二つめは“the”を使っている事。
“a/an”は(特定していない)一般的な事を指す時に使い、“the”は“this”や“her”など特定したことに対して使います。
“the aggressor”と言っているという事は特定の物事を指して(ウクライナではなく)プーチンが侵略者/最初に攻撃をした側だと言っています。
“Putin is the aggressor.”
「プーチン」と呼び捨てにして、先制攻撃をしたのはロシアの方だと非難しているのが読み取れるわけですね。
ウクライナにしろロシアにしろこれ以上一般市民に被害が出ない事を切に願います。
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