おはようございます、Jayです。
今朝はクリスマスまでもう少しという事で私がお勧めするクリスマス映画(心温まるコメディー)です。
日本でクリスマスと言えば“カップル達がクリスマス・イヴにデート”かもしれませんが、アメリカのは(愛する人と過ごすのは一緒でイヴも大事ですが)クリスマス当日に家族で過ごすというのが定番です。(日本でお正月みたいな感じ)
さらにアメリカ人は1年の中でも特にクリスマスのこの時期が最も他人に優しくなる時期でもあり、そんなアメリカのクリスマスの雰囲気が味わえる映画となっております。
「パパVS新しいパパ2」
原題:“Daddy's Home 2”
“えっ、いきなり「2」なの?”とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、1を知らなくても充分楽しめます。
私は2が出ていた事を知らず、今年初めて観て一気に私のお気に入りのクリスマス映画の一つになりました。
この映画は奥さんの再婚相手の家族と前夫の家族を中心とするお話なのでアメリカの離婚後事情も少し説明させてください。
アメリカは離婚しても共同親権があるので“子供達は平日は母親と過ごして週末は父親と過ごす“などをします。
イベント時は“はサンクスギビングは父/母方の家で過ごしてクリスマスはもう一方の家で過ごす”や“2つの家へ行ってクリスマスを過ごす”というのが一般的です。
では映画紹介です。
あらすじ:
サラとブラッドの間には3人の子供達(うち2人は前夫との子達)がいて、サラの前夫のダスティはカレンと再婚して連れ子が1人います。
子供の一人が他の子たちみたく1つの家で過ごすクリスマスを望んでいる事を知り、ブラッドら大人達は望みを叶えてあげようと1つの家で過ごすクリスマスを画策。
最終的には2家族と祖父達が1つの家でクリスマスまでの1週間を過ごす事に。
最初は仲良かった2家族もダスティの父親で元宇宙飛行士のカートじいちゃんの嫌味な言動をきっかけにそれまで見て見ぬふりなど大人な対応をしてきた2人の父親や大人達間の確執が表面化してしまいます。
そしてついにはケンカ別れをして2家族は最も大事なクリスマス当日を別々で過ごす事を決めます。
最初は子供達を思って一緒に過ごすとしたクリスマスなのに大人達の子供っぽい態度で喧嘩別れした家族達はどうなるのでしょうか…
物語自体が面白いのはもちろんなのですが、配役がドンピシャでそれぞれの演技がピタリと物語に当てはまっています。
例えば私が昨今良い印象を持っていなくて観ようかどうかを少しためらった原因のメル・ギブソン(カートじいちゃん)。
彼の言動や人をあざ笑う時の表情なんかがすごく良いアクセントになって映画に深みを出してくれています。(嫌味ではなく演技を褒めています)
この映画が作られた2017年のアメリカはトランプ大統領の就任初年でまさに共和党支持者(トランプ派)と民主党支持者の分断が大きくなり始めた年です。
この映画は異なる価値観を持つ家族達が歩み寄っていこうとしますが、まさにこの家庭が共和党(銃規制反対)と民主党(LGBTQ賛成に積極的)を象徴しています。(ダスティ達が共和党でブラッド達が民主党)
これ以上書くとネタバレとなりそうなのでこの辺で。
ご興味湧いた方はぜひご覧くださいませ!
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