おはようございます、Jayです。
新入社員の方は最初の1週間が過ぎようとしているかと思いますがいかがお過ごしでしょうか。
“失敗は成功の基”という素晴らしい表現があるように、これからたくさんの失敗や間違いをするかと思いますがそれらを踏まえて成長していってくださいませ。
この失敗を繰り返して解決を見出すのを「試行錯誤」と言いますが、この「試行錯誤」を英語で言うと?
「試行錯誤」=“trial and error”(トゥラィォ・アンドゥ・エラー)
例:
“Don't be afraid of making mistakes. You'll learn a lot through try and error.”
「ミスするのを恐れないでください。試行錯誤をしながら多くの事を学ぶでしょう。」
“trial”は「裁判」という意味もありますが他に「試行・試験・試練」があります。
“trial”(試行)+“and”(と)+“error”(エラー・誤り)=「試行と誤り」⇒「試行錯誤」
話は変わりますが、メジャーリーグの大谷選手が昨日投手と打者それぞれでピッチクロック違反がありましたね。
このピッチクロック(正式には“Pitch Timer”)は昨年マイナーリーグで試験導入されて、メジャーリーグでは今年から導入されたばかりなのでまさに試行錯誤を繰り返しています。
大まかなピッチクロックルールの内容:
ピッチャーはボールを受け取ってから15秒以内(走者がいる時は20秒以内)に投球動作を始めない。(“時間内にボールを投げる”ではなく“時間内に投球動作を始める”)
違反したらカウントに1ボールが加えられる。(もしスリーボールで違反したら四球)
反対にバッターはピッチクロックの残り8秒までに打つ準備完了(構えてピッチャーを見るなど)しないと違反となりカウントに1ストライクが加えれらる。(2ストライクでこの違反をしたら3ストライクなのでアウト)
大谷選手が昨日バッターの時にやったのはこの“残り8秒で構えていない”ですが、ピッチャーの時に行った違反は実は時間違反ではありません。
実は時間以外に「投手は打者が打つ準備を完了する前にセット(投げるための準備完了)してはならない」というのがあってその違反となりました。(こちらも1ボール加算)
この“バッターが準備完了する前にピッチャーがセット”違反はピッチクロックが始まった時に明記されていたわけではありません。
ニューヨーク・メッツのMax Scherzer(マックス・シャーザー)投手が春季キャンプの試合で行い始めました。
試合中にシャーザー投手はすぐにセットを終えて打者の準備が完了するのを待ち、打者が顔をシャーザー投手へ向けた(準備完了)と同時に投げ始めたのです。
こうなると打者は“打つ準備”は出来ていますが打つタイミングやリズムを狂わされます。
逆に打者が先に準備完了しているとシャーザー投手はピッチクロック制限ギリギリまで焦らせて投げました。
コンマ何秒の判断をしなくてはいけない打者にはこの時間は長過ぎるのでやはりリズムが狂います。(打者はタイムを求める事が出来ますが1打席につき1回のみ)
このルールの抜け道を突かれると圧倒的に投手有利が判明したので“The Scherzer Rule”(シャーザー・ルール)としてバッターが準備を終える前にピッチャーがセットしてはいけないとありました。
このようにルールや法律なども試行錯誤をしてより良くなっていくので失敗を恐れずに糧にしていってください。
↓こちらがそのシャーザー・ルールを解説した動画です(英語)
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