ブーイングは大坂選手に対してでもセリーナ選手に対してでもない

こんばんは、Jayです。



大坂選手とセリーナ選手の表彰式はすごいブーイングでしたね。

アメリカらしいと言えばアメリカらしい光景( ̄▽ ̄;)

テレビを観ているとブーイングは大坂選手に対してもしくはセリーナ選手に対してみたく言っていますがどちらも違います。


「ブーイングは審判に対してのもの」


正々堂々と戦った大坂選手はブーイングされる理由が見当たりませんね。

“ではラケットを壊したり審判を“Thief”(泥棒)呼ばわりしたセリーナ選手に対してではないの?”

確かに彼女は過去にも試合中に審判と揉めた事はありますが、プロ野球選手が審判に抗議するみたくテニス選手が審判と揉めるのは珍しくありません。(程度の差はありますが)

それに何よりも全米オープンはセリーナ選手の母国で観客席の大半はセリーナ選手を応援していました。

もしブーイングが彼女に対してだったら表彰式で“Let's not boo anymore”と言った後に歓声が上がるのは不自然です。


観客達のブーイングは審判がセリーナ選手に対して出した警告に納得がいかなかったから。

試合後にコーチがインタビューでコーチングを認めたので今となっては警告を出したのは正しかった事がわかります。

しかし試合中は観客はわかっていませんでした。

おそらくこれが日本で開催されていて大坂選手に対してコーチングの警告が出されたとすれば何となく想像がつくかと思います。


↓これが表彰式の場面です



選手がコーチの指示を受ける(コーチング)事はもちろんだめですが、選手が気付こうが気付くまいがコーチが指示を送る事自体がダメです。

そして審判はこの「コーチが指示を送った」という事に対して警告したのであります。

しかしセリーナ選手はこれを「コーチから指示を受け取った」という事に対する警告と思ったのでしょう。

それであの猛抗議になったのだと思います。(そして観客は同情して審判にブーイング)


上記のが正しければ私もセリーナ選手に対して同情する部分はありますが、だからと言ってその後の行動は正当化できません。

今回の一番の加害者はコーチングが違反と分かった上で行っていたコーチでしょう。


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Have a great evening

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