メジャーリーグのリクエスト判定で聞く“Call Confirmed”と“Call Stands”の違い

おはようございます、Jayです。



メジャーリーグのワールドシリーズが日本時間の本日午前9時08分から始まります。

今朝はMLBの審判がリクエスト判定の結果を伝える時に使う“the call is confirmed”と“the call stands”の違いです。


まずは“リクエスト判定とは何?”から。

特定のプレーに限られますが監督が“今の審判の判定は違うのでは?”と思ったら“replay review”(リクエスト)を要請する事が出来ます。

これが発生するとニューヨークにあるリプレー指揮センター(で判定の検証をして結果を審判たちに伝えます。(センターで検証する人達も現役のMLB審判員達)


結果は大きく分けて審判の結果が“覆る”か“覆らない”か。

覆った時は“The call is overturned.”(“overturn”=「覆す)です。

そして覆らなかった時は“The call is confirmed.”と“The call stands.”の2種類あります。


“the call is confirmed”「判定の確証が得られた」

“confirm”=「確かめる・裏付ける」


“the call stands”「判定を覆すだけの証拠はなかった」

“stand”=「維持する」


リクエスト検証は複数のカメラ映像で確認するのですが、明らかに判定とは違う証拠映像があれば“overturned”となり、逆に判定通りの確証が得られれば“confirmed”となります。

しかし中にはカメラ映像でも“どっちの判定か確固たるものがない”という微妙な時があります。

そんな曖昧な時は“stands”となるのです。

この二つを見た瞬間に何となく違いがわかった方、通訳や翻訳の道を進まれてはいかがでしょうか?

日本語にすると

“The call is confirmed.”=「判定通りです。」

“The call stands.”=「判定のままです。」

ですかね。


もしワールドシリーズでリクエストが出た時は検証後の審判の言葉に注目してみてください。

審判は「誤審」と叩かれる事が多いですが、選手達のプレーの裏では審判たちファインプレーがあります。

例えば隠し球の時は審判は誰がボールを持っているかわからないようにしながらも判定に備えていたり、“審判がこの位置に動いたからこそちゃんと判定出来た”などなど。


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