野球の主な球種の英語名(とその由来)

おはようございます、Jayです。



東京ドームで本日メジャーリーグの開幕戦が行われます。

英語実況で観られる方は少しの間でもいいのぜひ英語にしてみてください。(英語の勉強にもなりますし、何を言っているか分からなくても雰囲気の違いを感じ取る事が出来るかと思いますので)

今朝は英語でご覧になる方のためにピッチャーが投げる球種の英語名(と由来)をご紹介します。


とその前に簡単に球種のカテゴリーを説明させてください。

日本だと主に「速球」と「変化球」の2種類かと思いますが、アメリカは“fastballs”(速球), “breaking balls”(変化球), “off-speed pitches”(遅い/タイミングを外した球)の3つです。

ちなみにこれから紹介する球種がどこに当てはまるかは人によって様々なので“私のが正解”という事はありません。


Fastballs(速球):

“Four-seam fastball”フォースィーム・ファーストゥボォ)

“seam”とは縫い目(硬球では赤い部分)の事で、“ボールが1回転する間に縫い目が4回見える”事からこの名前が付きました。

速球の王道でみなさんがイメージするものがこちらです。


“Two-seam fastball”トゥースィーム・ファーストゥボォ)

先ほどのは“four”(4)でしたがこちらは“two”なのでボールが1回転する間に縫い目が2回見える速球です。

違いは利き手側にやや落ちる(右投手なら右下)変化を見せ、日本で「シンカー」と言われていますね。(英語でも“sinker”と言ったりする)


“Cutter”ター)

日本語では「カットボール」と呼ばれていますね。

“cut”は「切る」以外に「素早く変化する」という意味もあり、真っすぐの軌道から少し利き手と反対側に変化するのでこの名前が付きました。



Breaking balls(変化球):

“Curveball”(カーヴボォ)

ボールが“curve”(曲がる)からこの名前が付き、変化球の代名詞です。(日本で「カーブ」と呼ばれているやつ)

変化の仕方は真下に曲がる(ように落ちる?)か利き手と反対方向(右投手なら左下)へ変化します。


“Slider”スラィダー)

「カーブ」と似ている「スライダー」の事です。

扉の「引き戸」を“sliding door”と言い、“slide”には「滑る」という意味があります。

ですのでカーブと比べると横方向(利き手と反対方向)への移動が大きいです。

ちなみに「スイーパー」(sweeper)はスライダーよりもさらに横方向変化が大きい(&遅い)球を指します。(“sweep”=「(ホウキなどで)掃く」)



Off-speed pitches(タイミングを外す球):

・“Changeup”(チェィンジアップ)

“change up”(動詞)は「(車の)ギアを変える」(=スピードを変える)や「変化させる」といった意味で、“速球のスピードを変える⇒遅くさせる”といったもので速球と似たような腕の振りと軌道から来るので打者はタイミングを外されてしまいます。

下方向に緩やかに変化します。


“Splitter”スプリッター)

“split”は「分ける・裂ける」といった意味で、速球を投げる時の人差し指と中指の間隔が少し離れている(分けている)のでこの名前です。

“changeup”よりは速いですが落ちる軌道は控えめ。


いかがでしたでしょうか。

キャッチャーがボールを受け取ったあたりに球種名が出て来る事が多いので英語で観ている際はぜひ注目してみてください。

ちなみに打者は腕の振り(腕の角度)や投げられた瞬間に見えるボールの回転(縫い目でわかる)や軌道でどんな球か判断します。


英語ですがこちらにさらに多くの&詳しい説明がされています。



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Have a wonderful morning


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