こんばんは、Jayです。
詐欺師は相手を騙すために標的の平常心を奪おうとします。
それは相手を喜ばせる事だったり、恐怖などで焦らせる事だったり。
“私は大丈夫（騙されない）”と思っている方でも、一度は出会い頭に誰かとぶつかりそうになったりいきなり外国人に英語で話しかけられるなどして焦ったりビックリした事あるかと思います。
詐欺師はそういうのを起こさせるのでどんな人（頭の良い人も私も）でも被害に遭う可能性はあります。
今夜は海外のよくある詐欺メールの手口をご紹介します。
英語が苦手な方にとって英語メール自体が送られてくる事自体が驚く事かと思いますが、詐欺師にとってそれは好都合なの、注意喚起のためにお教えします。
実際に私に送られてきた詐欺メール：
“My Dear Friend
An earlier e-mail was sent to you without a reply.
I am Mr.Lawrence Frost an accountant to Mr. Fujita a native of your
country who died in diamond mine ground collapse.
My client was an expatriate/engineer with Mining industry.
I am happy to inform you that after several attempts to locate my
Client relatives/family members, I found you bearing the same family
name with my client.
I will like us to discuss about my client finances and estate worth
$4.650,000 USD with us.
My client account is presently dormant and his funds will be recovered
by the government because he died intestate and since then nobody has
ever come for the funds. I need your services to receive these funds
under legal arrangements as I have all the details intact to ensure a
risk free transfer.
I am seeking your consent to present you as the next of kin of my
client so that the proceeds of this account can be paid to you for the
safety and subsequent disbursement since the funds were left behind
without any written will or next of kin details. If you are willing to
assist let me know for more details
Yours Faithfully,
Mr.Lawrence Frost”
簡単にまとめますと、
「フジタさんの会計士だという人からのメール。
フジタさんは鉱山技術者でとあるダイヤモンド鉱山で起きた崩落事故で亡くなった。
彼の多額の遺産を私に送りたいので私にメールをしてきて、もし受け取りたければ連絡をください。」
これは“遺産を受け取るには手数料や手続き料が必要でそれを払ってから”という手口で、実際に手数料を払っても相手から莫大なお金は来ません。
“多額のお金がもらえるから手数料ぐらいのお金なら払うか”というとこを狙った詐欺です。
ここで詐欺メールのおかしな箇所を見ていきましょう。
・私に連絡が来た理由は私の名字がフジタだから
“名字が同じフジタだからきっとこの人が遺産を受け取る人だろう”と考える会計士はきっとロクな会計しじゃないｗ
ていうか、そもそも私の名字はフジタじゃないし！
藤田ニコルさん、藤田朋子さん、藤田菜七子騎手など候補はたくさんいるのに名字が同じ（と思い込んでいる）という理由だけで“遺産あげる”は安易過ぎ。
・$4.650,000 USD
パッと見ると465万ドル（約5億円）に見えますが、よくみると“4”と“6”の間はカンマじゃなくて点。
つまり4.65ドル（4ドル65セント）なので約500円。(;^_^A
マックのバリューセットぐらいしか買えんではないか。（いや、私はそれで充分嬉しいけどねｗ）
これならUSDも“United States dollars”（アメリカドル）なのかすら怪しい…
亡くなられたフジタさんは遺書を残していなかったのでこの会計士とやらは私を探し出すのに苦労したそうです。
このメールの教訓は、いつ突然命を奪われるかわからないので遺書は書いておきましょう。
そして全国の本当のフジタさん達、このメールがあなたに届いてもお金はもらえません。
会計士以外にもアフリカの王様関係の人や実在する大金持ちと同じ名前の人から遺産や財産をあげるという詐欺メールがあります。
ぜひお気を付けください。
最後にとっても面白い動画のご紹介。
イギリス人コメディアンでわざと詐欺メールに返信してそのやり取りを面白おかしく紹介している人がいるので、その方の動画です。（良い人は絶対に返信しないように）
全編英語ですが、最高に面白いです！
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Have a great evening
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