「倫理・倫理的・倫理的に」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



プロレスラーでテラスハウスに出演されていた木村花さんが番組の視聴者から誹謗中傷を苦に自殺した問題で、お母様がBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てをしていた事でBPOは「倫理的に問題があった」と結論を出しました。

この「倫理」を英語で言うと


「倫理」“ethic”シック)

注:上記の「シ」は厳密には“th”の発音


例:

“She has a great work ethic.”

「彼女は素晴らしい労働倫理の持ち主だ。」


倫理がある事を「倫理的」と言いますが、これを英語で言うと


「倫理的」“ethical”シカォ)

注:同上


例:

“They weren't ethical.”

「彼らは倫理的ではなかった。」


さらに副詞の「倫理的に」は英語で


「倫理的に」“ethically”シカリー)

注:同上


例:

“BPO announced that they were ethically wrong.”

「BPOは彼らは倫理的に間違っていたと発表した。」


“BPO”って“Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization”の略で、“ethics”と複数形になっているのはなぜ?

“ethic”は「倫理」ですが、“ethics”(基本複数形)は「倫理規範」という意味です。

ですのでBPOは“放送(業界)の倫理“と言うよりも「放送(業界の)の倫理規範」という意味でつけたのでしょう。


お母様はの“人権侵害があった”という訴えは退けられました。

テラスハウスを観た事はなく、ニュースでしかこの事を知りませんが、お母様とBPOの“木村花さんを暴力的な女性に描いたかどうか”について論点が少し違うのかなと思いました。

と言うのも、BPOは木村花さんが怒っていたシーンは彼女の自然に沸き起こった感情と思われるので人権侵害はないとしました。

確かにそうかもしれませんが、お母様は“わざと木村花さんが怒るような演出があったのではないか”と、放送シーンとその放送シーンに来るまでの過程で考えのすれ違いがあるのかなと感じます。


テラスハウスの件はわかりませんが、海外の衝撃映像や事件を扱っている番組でけっこう事実と違う事ってあります。

おそらく“被害者と加害者”をハッキリ描きたいと思うのですが、“麻薬のディーラーに殺された少女”は実際は少女も麻薬のディーラーだったり、“いろんな里親にたらい回しにされた少女が祖父母に引き取られてやっと幸せな家族を見つけた矢先に誘拐された事件”は実はその祖父から性的虐待を受けていたなどなど。

あまりにもこういうのを見かけ過ぎたので番組のロケなどに携わった事ある日本人の友達に聞いたら「最終結果が間違っていなかければOK」(実際は殺害されたのに助かったと言うなど)という事でした。

そんなもんなのかな~。(-_-;)


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Have a wonderful morning

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