“You can do it”以外で励ます英語表現

おはようございます、Jayです。



昨年6月に奈良県の小学生がノートに「私は死ねばいいのに」と書かれていた事に担任の先生は花マルを付けて「You can do it!! ファイト!!」と書いていたのが“TBS NEWS DIG”でやっていました。

この小学生は昨年2月に他の生徒に蹴られて全治1週間のケガをするなどしました。

親は学校に調査をするように要請してもしてもらえず、その後この小学生は昨年9月に適応障害と診断されてそして3か月後の12月にいじめの重大事態と認定されたそうです。


この小学生と保護者の心中お察し致します。

担任の先生は励ますつもりで“You can do it”(あなたなら出来る)と言っているそうですが、「私は死ねばいいのに」という表現に対してと捉えられてかねないですね。

いじめ重大事態と認定されたので学校はちゃんと対応してもらいたいですし、もし先生が励ましではなく“You can do it”と言ったのなら言語道断で教える資格は一ミリもないと思います。

ただニュース映像に出てきたノート(2ページ分)を停止して観るとぼやけてわからない箇所もありましたが“先生は本当に励ますつもりで書いたのでは?”と私には感じました。

“ご両親がウソを言っている”という意味や“いじめに遭っていない”というわけではなく、あくまでこのノートの事のみについてです。

では“どんな表現なら誤解されない”といいますか、他に励ます表現をいくつかご紹介したいと思います。


“You deserve more”

“deserve”(ディザーヴ)=「価値がある・値する」

「あなたは(今受けている辛い事より)もっと価値がある」


“You don't deserve this”

「あなたはいじめられても良いような人ではありません。」


“Nobody deserves to be bullied.”

「いじめられて良いような人なんていません。」


“I'm here for you”

「(何かあれば)私がいるから」


では最後に“‘You can do it’だとなぜ誤解されかねないのか?”というのを説明します。

「“it”(それ・あれ)が受け取り手次第で変わるから」

日本語でもありますが、“it, this, that”など省略出来る単語は相手が何の省略かわからないと混乱させてしまいます。

ですのでそうなりたくない時は“I'm sure you can do well on the test.”(あなたがテストで良い点取れると私は信じているよ)や“I'm sure you can overcome this and if you need any help, I'm here for you.”(私はあなたがこれを乗り越える事が出来ると思うし、もし手伝えることがあれば私がいるから)などちゃんと言いましょう。


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