「憎悪・憎む・嫌う」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



新型コロナウィルスで世界中が苦しんでいますが、ストレスの大きさと比例するように憎悪の気持ちも増えていくように思います。

例えばアメリカの9.11のテロ後は人々のアラブ系に対する憎悪が多くなり、最近は新型コロナウィルス関連と思われるアジア系に対するヘイトクライムが増えてきています。

この「憎悪」を英語で言うと


「憎悪」“hate”(ヘィトゥ)


例:

“Hate crimes against Asians are rising.”

「アジア人に対するヘイトクライムが増えてきている。」


今朝これをご紹介しようと思ったのはとあるニュースでの表現が非常に興味深かったからです。

「最近は『憎悪犯罪』、いわゆる『ヘイトクラム』が増えてきております。」と言っていました。

日本語と英語が逆転している!!

“カタカナ英語を紹介⇒日本語で意味を説明”を観た事ありますが、まさか日本語を言った後にカタカナ英語で言い直す事があるなんて…

それだけ日常生活にはカタカナ英語は浸透してきているんですね。


「憎悪」を動詞で使うと「憎む」「嫌う」ですが、これも“hate”(同じ発音)です。

例:

“I hate pizza.”

「私はピザは嫌い。」

注:本当は大好きw


“‘dislike’や‘don't like’と何か違いはあるの?”

“dislike”や“don't like”も「嫌う」と訳す事は可能ですが、厳密には「好きではない」です。

ですので必ずしも“嫌う”まで針が降れているわけではありません。

“hate”は完全に針が「嫌う」までいっていて強い表現です。

差別用語というわけではないですが、強い表現なのでアメリカの親によっては“hate”を子供が小さいうちは使わせないで“dislike”や“don't like”を使わせるようにしています。


ちなみにヘイトクライムは人種や肌の色だけでなく、性別や宗教など特定のグループに対しての偏見や先入観で起こす犯罪も含まれます。

ですので相手が性的マイノリティーのLGBTQや医療従事者という事で犯す犯罪も“hate crimes”。


“あれっ、‘LGBT’じゃなかったっけ?”と驚きの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は“LGBT”に“Q”を加えます。

“Q”はいくつか意味があって、一つは「ゲイ」を意味する“Queer”。

以前はハッキリと差別用語だったのですが、最近はゲイの方達が使い始めて差別用語感が薄まってきましたが、自分がゲイじゃない場合はまだ差別表現となる可能性があるので使わない方がいいでしょう。

もう一つは“Questioning”(質問)です。

これはどのような性的志向があるか自問自答している方でまだ自分の立ち位置がハッキリしない方のためです。


世の中は常に変わっていっています。

興味深くて楽しいですね。


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