おはようございます、Jayです。
福島第一原発で溜まってきている処理水を今日から放出を始めると政府が発表しました。
もちろん汚染水をそのまま放出するわけではなく、フィルターに掛けたり希釈するなどしたものです。(なので「処理水」)
この「希釈する」を英語で言うと?
「希釈する」=“dilute”(ダィルートゥ)
例:
“They are going to release the treated water which is filtered and diluted radioactive water.”
「彼らは汚染水をフィルターにかけて希釈した処理水を放出します。」
「希釈する」とは何か液体を薄める事なので「薄める」という意味でも使えます。
そして「薄める」は液体だけでなく気持ちなどにも当てはまりますがそれでも用います。
例1:
“Don't forget to dilute this soba soup with water.”
「このそばつゆを水で薄めるのを忘れないでね。」
例2:
“The government is trying to dilute people's fear by explanation and presenting some scientifically proof.”
「政府は説明や科学的証拠の提示で人々の恐怖を薄めよう(減らそう)としている。」
この処理水の放出を巡っては賛否両論がありますね。
IAEA(国際原子力機関)はOKサインを出しましたが、もし政府や関係者がウソを付いたり何かを隠したりせずに許可が下りたのであれば私はどちらかと言うと賛成です。(でも手放しで賛成というほどではない)
日本が処理水を放出する方針を発表した当初の海外のネットニュースをいくつか観たのですが、コメント欄は結構マイナスに荒れていました。
無理もありません、だって“希釈する”とか書かれておらずあたかも汚染水をそのまま流すとも捉えられるような書かれ方だったので。(今はけっこう希釈するだの処理するだの書かれているのが多い)
わざとなのか話題性を高めたいためなのかはわかりませんが、海外の出来事の記事でこういう主要部分が書かれていないというのが結構あります。
“海外のメディアひどいな~”と思われた方、残念ながら日本も同じです。
例えば北朝鮮の飛翔物発射について。
日本は必ずと言っていいほど“ミサイル(のようなもの)”と暗にミサイルと示唆した報道をしております。(北朝鮮を擁護しているわけではありません)
北朝鮮は「人工衛星(の実験)」と言っています。(技術的/構造的にはどちらも似通っているらしく、長距離ミサイルの発射は禁止されているけど人工衛星は禁止されていない)
ただ(私の知る限りでは1度)「長距離ミサイル実験をした」と言った事もあり、“それはさすがに違反だろう”と思ったのも覚えております。
海外メディアは日本と同様に「ミサイル」やそれに似た表現をする所もあれば「飛翔体」や「衛生」と報じているのも様々です。
処理水の話に戻りますが、科学的にもIAEAにも認められているので海へ放出は私は基本的に賛成ですし、これからも変わらずに福島県産の水産物(農産物なども)をいただくつもりです。
ただネットニュースの反対派コメントですごく納得出来るものもありました。
要約すると“そんなに安全と言い切れるなら自分の川や湖に流してくれよ”です。
確かに!
今は海水で希釈しているので難しいと思いますが、もし淡水で希釈するのが出来るのであればば日本の川や湖に流すのも賛成です。
あと中国は“海に流すのではなく蒸発させるのはどうだ”と言っているらしいですが、これも面白い案ですね。
政府が仰るように安全性が認められているなら私はこれらも賛成です。
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Have a wonderful morning
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