「治す」を意味する“Cure”と“Heal”の違い

おはようございます、Jayです。



今日は広島に原爆が落とされた日ですね。

もちろん広島と長崎の被爆者や戦地を味わった方の辛さには遠く及びませんが、日本人の親(祖父は元日本兵)を持ってアメリカで育った身としてはこの時期は非常に複雑で胸が苦しくなります。


話を変えて今日は病気や怪我についてです。

病気にかかったり怪我をしたら治しますが、この「治す」で何言いますか?

そうですね、“cure”や“heal”です。

今朝はこの「治す」を意味する“cure”と“heal”の違いについてです。


“cure”(キュァ)=病気を治す」


“heal”(ヒーォ)=体のケガや慢性の病気を治す」


どちらも健康を目指すのは同じですが、そこへ向けて排除しようとするのが“cure”で元の状態に戻そうとするのが“heal”です。

風邪など感染症にかかると薬の力を借りるなどして私達は体内からウィルスを排除しようとしますね。

こういう排除して治そうとするのが“cure”です。

例:

“Doctor cured my cold.”

「お医者さんは私の風邪を治してくれた。」


反対に傷や骨折などは(消毒は置いておいて)ウィルスを排除しようとするよりは体を元の状態に戻そうとしますね。

この元の状態に戻そうと治すのが“heal”です。

例:

“That scratch will heal in less than a week.”

「そのひっかき傷は1週間以内に治るでしょう。」


私は慢性のアレルギー性鼻炎で夏には汗疹(あせも)に悩まされておりますが、治りにくいもしくは長期的な治療を必要とするものもこの“heal”です。

“cure”は短期で“heal”は長期と取る事も出来るので、汗疹が出来たら薬を飲んだりして“cure”で長期的に“heal”としては食事改善などがあります。


いかがでしたでしょうか。

少しでも違いが分かっていただけたら幸いです。

ちなみに“heal”と「かかと」を意味する“heel”は綴りは違いますが発音は同じです。


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Have a wonderful morning

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