おはようございます、Jayです。
今アメリカで起きている人種差別や警察官の暴力問題、どちらも大切であり解決しなくてはいけない問題ですね。
この「大切である」を英語で言うと?
「大切である」=“matter”(マター)
例:
“Black Lives Matter”
「黒人の命は大切である」
とあるニュース記事の和訳で「黒人の命も大切だ」(後に「黒人の命も大切だ、軽視するな」に修正)と書かれていました。
英語にすると“Black Lives Matter Too”や“Black Live Matter As Well”でしょうか。
これを最初に読んだ時は黒人以外の人達が上から目線で言っているように聴こえて違和感を覚えました。
そこで私なりに訳を考えてみたら「黒人の命だって大切だ」。
「も」を「だって」に変えると上から目線感が和らぎますが、“too/as well”は残ったまま。
では「黒人は差別されて軽視されてきた歴史があり現在も一部でそれが続いているけど、黒人の命も大切だ」ではどうでしょう?
これなら(”長い”という事以外)特に違和感はないと思います。
おそらく多くの日本人はアメリカに根強く人種差別がある事を知っていると思いますが、それがどれくらいの頻度や酷さかまではピンと来ない人が多いのではないでしょうか。
アメリカ人はそれを直に感じているので"Black Lives Matter”だけでも充分意図が伝わりますが、日本人は(悪口ではなく)それを感じられないので「黒人は差別されて軽視されて~」を含めて言わないと意図が伝わりません。(「黒人の命も大切だ」と訳した方はもちろん上から目線のつもりはまったくなかったと思います)
"matter”は「大切である」以外に「状況」や「事柄」など他に様々な意味があり、結構日常会話で用いられます。
例:
"Thank you for finding this. This matters a lot to our family.”
「これを見つけてくださってありがとうございます。これは私達家族にとって非常に大切なものです。」
例2:
"It doesn't matter to me.”
「(私には大切ではない=)私にはどうでもいい事。」もしくは(選択を迫られて)「なんでもいいよ。」
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