おはようございます、Jayです。
黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが白人警察官に首を膝で押さえつけられた後に亡くなってから再び“Black Lives Matter”のデモが各地で起きていて、一部が暴徒化して暴動となっています。
この「暴動」を英語で言うと?
「暴動」=“riot”(ラィアットゥ)
“A protest turned into a riot.”
「抗議行動が暴動へと変化した。」
日本のニュースでデモの映像と流している多くが警察官が人々に催涙ガスみたいなのを打ち込んでいたり暴動を起こしている人達が放火したりお店を略奪しているシーン。
ちなみに「暴動を起こす」という動詞もこの“riot”です。
例:
“They are rioting.”
「彼らは暴動を起こしている。」
確かにアメリカ各地で暴動が起きているのは事実ですが、ぜひ日本のみなさんにご理解いただきたいのは“これがアメリカの全てではない”という事です。
確かにアメリカには白人至上主義や有色人種に対する差別は根強く残っています。(ですので今回のような悲劇が起きる度に各地で抗議活動が起きるわけですが)
こういう思想の人達は一部で、多くの人達は素晴らしいですし、白人だって(制服を着た職務中の)警察官だってこの抗議活動に参加しています。
アメリカで9.11のテロが起きた時は私はアメリカにいましたが、ほとんどの追悼集会は荒れずに静かに行われていました。
フロイドさんに対応した元警察官達(これがきっかけで懲戒免職)のした事は許されない事ですが、それを暴動で主張する事も容認出来ません。
これでは何も解決しませんし、“暴力の連鎖”で根本の解決をさらに遠ざけるでしょう。
日本も決して対岸の火事ではありません。
誹謗中傷を苦に亡くなったと思われる木村花さんの件は、ニュースで初めて彼女の事を知った私も悲しくなった事です。
今は彼女の共演者のSNSに誹謗中傷のコメントを寄せている人がいるそうですが、木村花さんに誹謗中傷していた人達と何ら変わりません。
例え主張内容が多くの人達に共感してもらえるものであっても、主張の仕方によっては帳消しにしてしまいますし、根本にあるものを薄めたり場合によっては“悪”という印象へと変化させてしまいかねません。
きっとフロイドさんも木村花さんも喜んでいないでしょう。
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Have a wonderful morning
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