「利害関係者・出資者」を英語で言うと?

おはようございます、Jayです。



オリンピック・パラリンピック組織委員会が“会場での酒類販売を検討している”というから一転して酒類販売禁止を決めました。

丸川大臣はまだ酒類販売が検討段階の時に定例会見で「大会の性質上“利害関係者”の存在というものがどうしてもございますので、組織委員会としてはそのことを念頭に検討されると思いますけれども、大声を出さないあるいは拍手だけで応援するという観戦スタイルがしっかり貫かれるような形でご検討いただきたいと思っています。」と仰っていました。

会見では上記の“利害関係者”部分は英語でカッコ内に(利害関係者)でした。

「利害関係者」を英語で言うと


「利害関係者」“stakeholder”ステイクホォゥダー)


例:

“Tokyoites are stakeholders as well.”

「東京都民も利害関係者です。」


“stake”とは「利害関係・出資・危険(の度合い)・賞金」などの意味があります。

それの“holder”(保持者)なので“stakeholder”は「利害関係者」という意味です。

もしくは“stake”を「出資」と捉えると「出資者」という意味でも使えます。

ちなみに“stake”は私の大好きなお肉の“steak”(ステーキ)と同じ発音です。(英語発音は「ステーキ」ではなく「ステイク」)


ここで疑問なのが“丸川大臣が言っていた「ステークホルダー」発言は利害関係者を意味するものか、それともここでの‘stake’は「出資」を意味する出資者を指してのものだったのか”です。

丸川大臣は「大会の性質上ステークホルダーの存在というものがございますので」と仰っているので私は「出資者」という意味で使ったのではないかと思います。

なぜなら「利害関係者達」とう意味で“stakeholders”を使ったのなら都民の私も含まれており、どんな大会の性質でも利害関係者はいるからです。


日本語の「利害関係者」がどこまでの範囲の人達を指すかはわかりませんが、英語で「利害関係者」を指す“stakeholder”は「影響を受けるもの」です。

例えば私の近所にある不動産屋さん。

私は引っ越しも考えておらず不動産も興味ないのでおそらくそのお店には行く事はないでしょう。

ですので不動産屋さんからしてみれば私はお客さんではありませんが、そこのお客さんが将来私のご近所さんになるかもしれないので利害関係者と言えます。

会社に関係する人と言えば社員・お客さん・株主・取引先など様々ありますが、これらはどれも“stakeholder”と言えて、もっと言うとその会社やお店がある“地域の人達”も含まれるのです。


交渉の戦略でわざと大きい要求をして相手にノーと言わせて、次に小さい(本当の目的)要求をして了承させるというのがあります。(すでにノーと言っているので断った方もそれよりも小さい要求ならイエスと言いやすい)

これとはちょっと違いますが、オリンピック関係者は何とか開催させようとこれと似たような戦略をしているように感じているのは私だけでしょうか。


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